Twitterのアルゴリズムを踏まえて、中小企業にとってのTwitter運用を考察

2023年4月1日に、イーロンマスク氏によって、おすすめ表示されるツイートのアルゴリズムが公開されました。

このアルゴリズム(ソースコード)を森山大朗氏がツイートで解説してくれているので、そちらを中心に引用しながら中小企業にとってのTwitter運用を考察していきたいと思います。

森山大朗氏のプロフィール

早稲田大学卒業後、リクルートや新規サービスの立ち上げを経て2013年から株式会社ビズリーチで求人検索エンジンの開発を推進。2016年から株式会社メルカリで検索アルゴリズム改善やAI出品機能の開発に従事し、Head of Data/AI/Searchとしてエンジニア組織を統括。2020年より現職。株式会社ソウゾウも支援。ブログやSNSでは「たいろー」名義で転職やキャリア、テック業界についての情報を発信する。

PRESIDENT Online より

おすすめ表示されるツイートのアルゴリズム

下記のツイートにから、「いいね」が最も影響度が高く重要であることが分かります。その次に影響度が高いのが「リツイート」です。いいねとリツイートを多く貰うとツイートのランクが上がることが分かります。

また、下記はAIやビジネスについて発信しているLorenzo Green氏のツイートです。彼は「リプライ(返信)はあまり効果がない」とツイートしています。

この事実は少し意外でした。ツイートにリプライをして積極的に絡みに行ったり、深い会話をするよりも、いいねを貰う方がはるかに重視されることが分かります。

また、画像や動画を入れてツイートすると2倍効果的ですが、テキストを含めず、「ただ画像や動画を貼り付けてツイートするだけだったり、ただURLを貼り付けてツイートするだけ」ではペナルティになってしまうとツイートしています。

その他、Lorenzo Green氏のツイートによると、

  • 「よくわからない言語を使う(例:日本人がほとんどのコミュニティの中でアラビア語で発信する等)」
  • 「普段の発信内容とは違う内容をツイートする」
  • 「間違った情報を発信する」
  • 「フォロワーに対してフォローの比率が高いアカウント」

などのツイートはペナルティの対象になるとツイートしています。

また、下記ツイートからTwitter Blueに登録し、認証済みアカウントになることで、それだけで優先的にタイムラインに表示されやすくなると分かります。

また、下記ツイートは、たとえ自分のアカウントが不正な行為やペナルティ行為をしていなくても、低品質なアカウントと交流すると、自分のアカウントにもマイナスの影響が出てしまうことが分かります。

中小企業にとってのTwitter運用を考察

リプライは最低限でOK

リプライの影響度は少ないため、リプライを促すようなツイート(ユーザーへの問いかけツイート)や積極的にユーザーとリプライを通して会話する必要はないかと思います。特に多くの中小企業は、Twitter運用にかけられる予算は限られていると思うので、ユーザーから質問が来た際に、返信して対応するくらいのスタンスが良いかと思いました。

いいねやリツイートを貰うことを狙う

いいねやリツイートの影響度は高いため、ユーザーの興味関心があると思われる内容を継続的に発信した方が良いかと思います。(それが難しいのですが、、)

また、ツイートを投稿する際には、一手間かかってしまいますが、なるべく画像や動画などを含めた方が効果的です。

発信する内容は絞り、普段発信しない内容はツイートしない

普段の発信内容と違う内容をツイートしてしまうと、ペナルティの対象になってしまうことが分かったので、一貫したテーマのツイートをブレずに継続的にすることが好ましいです。特に中小企業の場合、ニッチな分野や商材を扱っている会社もあると思うので、それらを掘り下げて紹介するのも良いかもしれません。

今後Twitter運用に力を入れていくなら、Twitter Blue に登録する

月額1,000円ほどかかってしまいますが、Twitter Blueに登録するとそれだけでツイートにブースト効果が付き、おすすめ表示されやすくなるため、今後Twitter運用に力を入れていくなら登録した方が良いかと思います。

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