記事の制作代行で「依頼者」がやるべき事前準備

この記事では、過去にクラウドソーシングで記事の執筆代行をしていた私が、今度は「依頼する側」になって感じた「気をつける点」や「事前準備すべきこと」を紹介します。

クラウドソーシングで依頼する

クラウドソーシングのプラットフォームでメジャーなものに「クラウドワークス」と「ランサーズ」があります。

実際のところ「使いやすさ」や「システム手数料」、「その他のサービス面」を比べても2つの会社に大きな違いはないので、どちらを利用してもよいと思いますが、登録しているユーザー数がクラウドワークスの方が多いのでそちらを利用するのが無難だと感じます。(2022年10月現在 公式サイト クラウドワークス480万人 ランサーズ110万人以上)

ちなみに私が記事の制作代行をしていたときは、クラウドワークスとランサーズの両方に登録しました。私以外にも両方に登録するライターは多いと思うので、ライターの質で大きな違いはないと思います。

プロフィール情報に会社名を出した方がよいのか?

クラウドワークスに登録する際には、もちろんプロフィール情報を書く必要があります。

依頼者のプロフィール情報に会社名や会社のURLを出した方が、ライターにとって「どのような依頼者であるか」が分かり、安心感があります。そのため、会社名を出した方がライターにとって親切だと言えるでしょう。

一方で、会社名を出すことで、記事の修正依頼をしにくくなるというデメリットを感じました。(クラウドワークスでは、取引終了後に評価されるのですが、そこでの低評価を恐れるため)

真っ当な理由で低評価を付けられてしまうのはもちろんその会社の責任なので仕方ないですが、不当に低評価をつけられてしまうリスクもあるので、そういったことを踏まえると、わざわざ会社名は出さないくてよいのでは、というのが個人的な見解です。

適正価格を知っておく

クラウドワークスの公式では、記事作成の報酬相場を2,000円〜/記事(2,000文字以上)としているので、文字単価最低1円~です。

もう少し細かく見ると、記事の相場は

  • 記事のジャンル(エンタメ、グルメ、健康、ビジネス等)
  • 求めるレベル(初心者、経験あり、プロ)

で異なります。

例えば、記事のジャンルが「ビジネス」で、求めるレベルが「プロ」を選択すると文字単価 3.7円が相場です。記事のジャンルが「エンタメ」で求めるレベルが「初心者」だと文字単価1.1円が相場になります。

しかし、実際に公開されている案件を見ると文字単価0.1円という超低価格のものもあります。仕事内容に対して適正価格で案件を出すことで、ライターさんの質やモチベーション向上に繋がり、それは記事のクオリティにも関わるので、極端な低単価での依頼はやめましょう。

依頼する予定の記事の内容を事前に調べる

依頼する予定の記事の内容を事前に調べる理由は「ライターが書けるのかどうかを調べる為」と「書いてほしい記事の内容をライターに細かく伝えるため」です。

ライターが書けるのかどうかを調べる為

例えば「今のGoogleアルゴリズムを徹底解説」のようなタイトルの記事を作成代行したとします。

しかし、実際にはGoogle社は「Googleのアルゴリズムは公開しません」と名言しているため、Googleのアルゴリズムの中身を徹底解説する記事は書けません。(※ Googleの公式発表から、アルゴリズムを推測することは可能です)

このように書けない記事をライターに依頼しないようにするために、事前に軽く調べておくことをおすすめします。

書いてほしい記事の内容をライターに細かく伝える為

「記事内容の指示は、少し細か過ぎるくらいが丁度いい」と思います。

例えば、記事の内容に関しては具体的な「記事タイトル名」「大見出し」「小見出し」をライターに伝えて、かつ「ここの小見出しには〇〇〇〇というキーワードを含めて書いてください」「ここの見出しは200字程度のボリュームでお願いします」というくらいまで指示を出すのが良いかと思います。

書き方に関しては「他サイトの記事のコピーペはおやめください」「引用元がある場合は、引用元のURLを記載してください」「不自然な日本語や文字数稼ぎの文章がある場合は修正いただく場合があります」

というように、細かく記事内容を指示することで、依頼者が期待する記事の内容と、ライターが書き上げてくる記事の内容とのギャップを少なくすることができます。また、修正依頼を減らすことに繋がるので、ライターにとっても嬉しいし、記事作成しやすくなると思います。

テスト記事は依頼しない

「テスト記事」とは本契約する前に、テストでライターに書いてもらう記事です。

テスト記事も本契約と同様に報酬は出ますが、一般的に単価が安く「何度もテスト記事を書かせた挙句、最終的には本契約はせず、しかしテスト記事で書かせた記事をこっそり公開する」という詐欺行為をする依頼者がいます。

ライターの実力を判断する際には、過去のライティング実績を送って貰うのがライターの負担が減ってよいと思います。

ライターにとって、できればテスト記事は書きたくないのが本音だと思うので、過去のライティング実績がない場合のみ、書いてもらうというスタンスが良いかと思います。

依頼文のフォーマットを用意しておく

依頼文のフォーマットを用意することで、今後クラウドワークスで記事の代行を依頼するときに、一部文言の修正だけで済むので時短になります。また、ライターに伝えておくべきこと(記事の書き方やレギュレーションなど)の漏れも防止にもなります。

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