中小企業向けオウンドメディア運用のコツ

はじめに

中小企業が直面する主な課題には以下のようなものがあります。

  • 限られた予算とリソース
  • 集客力不足
  • ブランド認知度の低さ

これらの課題に対する解決策として、オウンドメディアの運用が効果的です。
運用のコツについて詳しく紹介します。

オウンドメディア運用時のコツ

自社でコンテンツ制作・運営する

外部に委託せず、自社でコンテンツを制作・運営することで、大幅にコストを削減することができます。これは特に限られた予算で運営する中小企業にとって大きなメリットです。

根気強く運用し、記事更新にリソースを費やす

オウンドメディアの効果は一朝一夕には現れません。初めは少ないアクセス数に焦るかもしれませんが、長期的な視点で運用を続けることが重要です。少しずつでもコンテンツを増やしていくことで、検索エンジンからの評価が上がり、自然流入が増加します。

また、継続的な記事更新により自然流入が増えることで、より多くの人々にブランドを知ってもらう機会が増えます。そこからさらに、専門性のあるコンテンツや一貫したブランドメッセージを発信することで、ブランド認知の向上に繋がります。

WordPressでの運用とプラグインの活用する

WordPressは、多機能で柔軟なCMS(コンテンツ管理システム)であり、多くの中小企業がオウンドメディアの運用に利用しています。プラグインを活用することで、より効率的で効果的なサイト運営が可能になります。

オウンドメディア制作におすすめWordPressプラグイン

  • Site Guard サイトのセキュリティを強化し、不正アクセスを防ぐプラグインです。
  • Yoast SEO/All in One SEO SEOに強いサイト運用をサポートする機能が充実しているプラグインです。
  • W3 Total Cache/WP Super Cache キャッシュを用いてサイトの読み込み速度を向上させ、ユーザーエクスペリエンスを改善するプラグインです。
  • Contact Form7 お問い合わせフォームを簡単に実装できるプラグインです。オウンドメディアサイトから直接お問い合わせを受け取ることが可能です。

SEO対策を徹底する

SEO対策はオウンドメディアの成功に不可欠な要素です。以下のポイントを押さえて、効果的なSEO対策を行いましょう。

キーワードについて

ターゲットキーワードの選定:読者がどのようなキーワードで情報を検索しているかを調査し、記事内に自然に組み込みます。GoogleキーワードプランナーやAhrefsなどのツールを活用しましょう。
ロングテールキーワードの活用:競争が激しい主要キーワードだけでなく、具体的で検索ボリュームが少ないロングテールキーワードを狙うことで、ニッチな市場での流入増加が期待できます。

内部リンクの充実

サイト内の記事同士をリンクさせることで、訪問者が他の関連コンテンツにアクセスしやすくし、滞在時間を延ばすことができます。例えば同じカテゴリの記事リンクや、同じ説明を詳しく掘り下げた記事へのリンクをサイト内に貼ります。さらに内部リンクはクローラーのサイト理解を助ける役割もあります。

SNSと連携する

SNSはオウンドメディアの拡散力を高めるために非常に有効なツールです。記事の公開をSNSで告知をすることで、興味関心の深いユーザーからの流入が期待できます。

ターゲットが日頃使っているSNSプラットフォームを選ぶと良いでしょう。例えば、B2B向けであればFacebookやX(旧Twitter)、若年層をターゲットにするならInstagramやTikTokが効果的です。

他にも、キャンペーンの告知に利用したり、SNSに届いたユーザーからのコメントに反応、サービスに反映することで信頼性を向上させることが期待できます。

弊社で提供しているオウンドメディア運用に関するサポート

  • 管理画面の操作性向上:WordPressなどのCMSを導入し、運用しやすい管理画面を提供します。
  • 操作マニュアルと納品後のサポート:導入後も安心して運用できるように、わかりやすい操作マニュアルの提供とサポート体制を整えます。
  • WordPressプラグインの導入サポート:プラグインの導入・設定をサポートします。他にも必要な機能を提供するプラグインの選定やカスタマイズまで対応可能です。

弊社サービスについての詳細

コンテンツ制作時のコツ

コンテンツ制作の各ポイントを掘り下げることで、より効果的で読みやすい記事を提供できます。適切な画像を挿入することで、視覚的にも読者の興味を引きつけることができます。これらのポイントを踏まえ、質の高いオウンドメディア運用を目指しましょう。

ライティングの基本

ターゲットを絞る

誰に向けて書いているのかを明確にし、その人物像に合わせたトーンやスタイルで書くことが重要です。具体的には、自社の製品やサービスがあるとして、それの対象となる人に向けたコンテンツを制作すると良いでしょう。

簡潔で明瞭な表現

複雑な表現や一文が長い文章は避け、句読点を適切に用いたシンプルな言葉を使いましょう。記事の専門性を上げるために専門用語を入れる場合は、注釈や説明を入れるなどわかりやすく伝える工夫をします。

文章の一貫性

記事全体を通じて一貫性のあるスタイルを保つことが重要です。フォントや見出しの使い方、箇条書きの形式などを統一し、視覚的にも読みやすい文章を心がけます。また、です、ます調などが混在したり表記揺れがあると違和感が生まれるので注意します。

段落と見出しを活用する

長い文章でも、段落や見出しを適切に挿入することで、読みやすさを向上させます。
大見出し、中見出し、小見出し…となるように見出しレベルを適切に設定しましょう。また、見出しだけ読んでその段落の内容を理解できるような見出しをつけましょう。

見出しレベルが正しく機能しているかをチェックするには、Google chromeの拡張機能「HeadingsMap」がおすすめです。

文章の補足に画像を使う

図表や画像を活用し、文章だけでは伝わりにくい情報を視覚的に補完します。これにより、読者の理解を深め、興味を持たせることができます。

更新頻度は定期的に

読者に対して常に新しい情報を提供することで、興味を引き続けることができます。例えば「最低でも週に1回」などの目標を決め、定期的な更新を目指しましょう。

また、計画的にコンテンツを制作・公開するためには、コンテンツカレンダーを作成します。これにより、どのタイミングでどのような記事を公開するかが明確になり、リソースの効率的な配分が可能となります。

コンテンツの質を上げる

コンテンツの質は、極端に文章が短い場合を除いて、文章量によって良し悪が決まるということはありません。

あくまで内容の質(キーワードを押さえているか、読者の目的に沿っているか)が大事です。ただ、ボリュームがあり文章の質も高い記事は読者にとって評価する対象になります。目指すべきはそういった「内容が濃い」記事ですが、更新頻度やリソースを考慮し記事を作成します。

更新頻度を落とさず記事の質を高めるコツとして、公開した記事のキーワードや内容の見直しを行う方法があります。 定期的に記事を更新することでSEO評価をあげる狙いもあります。

外部ライター、AIライティングの活用

外部ライターの活用

専門知識を持つライターに記事を依頼することで、高品質なコンテンツを提供できます。外部ライターを選ぶ際は、ポートフォリオや過去の実績を確認し、自社のブランドに合ったスタイルを持つライターを選定しましょう。

また、外部ライターを活用する際は、社内でのチェック体制を整え、品質を確保することが重要です。外部とのやりとりにはSlackやTeamsなどのコラボレーションツールを活用し、円滑なコミュニケーションを図りましょう。

AIライティングツールの活用

最近では、AIライティングツールが進化し、高品質な文章を生成することが可能になっています。記事の初稿をAIに任せ、人間が編集することで、効率的にコンテンツを制作することができます。
弊社のブログ記事でも一部、AIライティングツールを用いた記事を執筆しています。

弊社で提供しているコンテンツ制作のサポート

  • ブランディング支援:ブランディングのためのコンテンツ制作に関するアドバイスを行います。ブランドの背景や価値を効果的に伝えるためのコンテンツ作成をサポートします。
  • コンテンツ制作代行:テキスト、画像の作成などのコンテンツ制作を代行するサービスを提供しています。また、外部ライターの選定や提案も行なっています。

ブランディング支援についての詳細
コンテンツ制作代行についての詳細

まとめ

中小企業が抱える問題を解決するために、オウンドメディアを運用する際のコツを紹介しました。当社ではオウンドメディア運用をサポートする制作サービスを提供していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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