STUDIOの無料版を使ってLPを作成した話

シロクロでは「Webサイト制作全般の無料の個別相談会」を始めます。
今回はそのイベントのLPをSTUDIOの無料版を使って作成しました。使用してみた感想は「イベント告知のLP制作」にはかなり有効なツールだと感じました。
無料版でも十分な機能が備わっているので、その辺りについても書いていきます。

STUDIOの関連記事についてはこちら

• STUDIOに決めた経緯
• STUDIOの無料版で十分に使えて良い点
• STUDIOの無料版を使うのに向かない方
• STUDIOアカウント作成からLP作成完了まで
• コンテンツマーケティング強化が目的の場合
• まとめ

STUDIOに決めた経緯

いろんなWebサイト作成ツールに触れておくことは大切だと感じています。例えば、弊社は最近ではJamstack や Movable TypeなどWordPress以外のツールでも制作をしています。

その流れで、個別相談会のLPを作る機会があり「まだ使っていないツール、かつ無料版でもテンプレートを使えてLPをサクッと作れそうなツール」ということでSTUDIOに決めました。

実際に無料版のSTUDIOで作成したLPが下記になります。

STUDIOの無料版で十分に使えて良い点

• 直感的に操作できる点
• STUDIOアカウント作成からLP作成完了までがスムーズで早い点
• 無料版でも使えるテンプレートが結構ある点（デザインを考える時間を短縮できる）
• OG画像周りの設定も簡単な点
• フォームが使えて、お問い合わせを100件まで保存できる点

STUDIOの無料版を使うのに向かない方

• コンテンツマーケティングを目的として、自社サイトのドメインを強化したい方
• Googleアナリティクスなど外部ツールを使って分析や計測したい方

逆に言うと「ドメインを強くする意味がそこまで強くないWebサイト（例えばイベント告知のLPなど）」を作りたい方には向いていると感じました。

STUDIOアカウント作成からLP作成完了までがスムーズで早い

登録の仕方

STUDIOのアカウント作成は、Googleアカウントを持っていればそれに紐付けて簡単に行えます。

ページ作成

「新しいプロジェクト」をクリックして制作していきます。
「自分でデザイン」を選択した場合、真っ白なページに、パーツブロックを置いてページを作っていきます。WordPressを使ったことがある方にはイメージしやすいかと思います。そのため、HTML・CSSの知識は必須ではありません。（div,li,p などタグ名は登場するので、知っていた方が習得は早いと思います）

「テンプレートから作成」を選択した場合、いくつかのデザインテンプレートから、好みのものを選びます。無料版でも50個ほどのテンプレートが使用できます。

テンプレートから作成する場合、既にサンプル画像やテキストは配置されているので、自社で作成するLPのテキストや相応しい画像に差し替えれば出来上がります。テンプレートから作成した方がデザインやレイアウトを考えなくて済む分、時短になっておすすめです。

OG画像の設定も簡単

SNSに投稿した時に表示される、OG画像周り（metaタグのタイトルや説明文）もノーコードで簡単に設定することができます。

STUDIOのバナーもそこまで気にならない

無料版だとサイトの左下にバナーが常に表示されてますが、これもそこまで気にならない印象です。

無料版でもフォームが使える点が嬉しい

無料版でもフォームが使えて、お問い合わせを100件まで保存することができます。もし、100件を超えてしまった場合は不要な回答を削除すれば、また保存できます。「すぐにお問い合わせが100件埋まってしまう」という企業さんは、そこまで多くないと思いますので、この点も無料版で十分だと感じました。

以上までの設定を終え、ページが完成したら「公開ボタン」を押すと、URLが生成されます。これでLP作成完了です。

コンテンツマーケティング強化が目的の場合

STUDIOの無料版でもCMS機能が使えて1000アイテム（※1）まで公開することができます。しかしコンテンツマーケティングを考えて、今後記事を増やして自社サイトのドメインを強くする目的では、独自ドメインが使えないため無料版は使わない方がよいでしょう。

その場合は、STUDIOの有料版を使うか、WordPressなりJamstackなりで独自でドメインとサーバーを契約してサイト構築した方が良いです。また、Googleアナリティクスやサーチコンソールなどの外部ツールを使って計測したい場合も有用版になります。

※1 アイテムとは、STUDIO CMSで制作された記事やコレクションの総称です。

まとめ

目的に応じて使い分けが必要になりますが、ドメインを強くする意味がそこまで強くないイベントのLPなどの場合、STUDIOの無料版で十分だと感じました。今後のWeb制作の手段の1つとして考えてもよいかと思いました。